ガザ地区を巡る停戦交渉が仲介国エジプトで再開され、イスラエルがガザ地区とエジプトの境界に国連の監視団を常駐させるなど、新たな案を提示したことが分かりました。

 中東カタールのメディアは、22日にエジプトの首都カイロで開かれた停戦交渉でイスラエルの交渉団が新たな案を提示したと報じました。

 これは15日にアメリカが提示した案を発展させたもので、ガザ地区とエジプトの境界に複数の決まった場所を設け、国連の監視団を常駐させることが含まれているということです。

 さらに、ラファ検問所のガザ地区側を欧州連合が監視する形でパレスチナ自治政府が管理するとしています。

 ハマスは境界沿いからのイスラエル軍撤退を要求していますが、新たな案では段階的な撤退が明記されているとしています。