女川原発2号機で、原子炉建屋内の燃料制御棒を動かす水圧系統の設備で水漏れが起きました。東北電力は漏れた水からは放射線量は検出されていないほか、外部への影響は無いとしています。
東北電力によりますと19日午後11時半ごろ、女川原発2号機で原子炉建屋の地下で、巡視点検中の社員が核燃料を制御する制御棒137本を動かす水圧系統の設備で約4リットルの水漏れを発見しました。
東北電力はこの日、緊急時に制御棒を数秒で動かす作業の確認で、水圧系統に高い水圧をかけていたため、一部のボルトが緩んで想定以上の水漏れがあったとみています。
東北電力は11月ごろを目指す再稼働については、スケジュールの変更は無いとしています。