2023年11月、仙台市太白区の特別養護老人ホームで、入所者に医師から処方されていない薬を摂取させ、意識障害を負わせたとして、傷害の疑いで逮捕された介護士の男性について、仙台区検察庁は10月29日付で略式起訴し、仙台簡易裁判所は罰金20万円の略式命令を出しました。

 略式命令を受けたのは、仙台市太白区に住む介護士の男性(44)です。

 起訴状などによりますと、男性は、2023年11月23日、仙台市太白区の特別養護老人ホームで、入所者の95歳の女性に、医師から処方されていない睡眠薬「フルニトラゼパム」を摂取させ、約4時間19分にわたり意識障害を負わせ、11月25日ごろまで歩行時にふらつきなどの運動障害を負わせたとされています。

 仙台区検察庁は10月29日付で、男性を略式起訴し、仙台簡易裁判所は罰金20万円の略式命令を出しました。

 男性は、逮捕当時、容疑を否認していました。