世界文化遺産に登録されている栃木県の日光二荒山神社の「神橋」ですす払いが行われました。

 日光の二社一寺の玄関口に位置する神橋は、1200年以上の歴史を持つ日本を代表する橋の一つです。

 12日は、狩衣に烏帽子(えぼし)姿の神職や白衣に赤い袴を身に着けた巫女(みこ)が、長さおよそ4メートルの笹のほうきを使ってすす払いを行い、朱塗りの欄干などを傷付けないよう丁寧に1年のほこりを払っていました。

日光二荒山神社 権禰宜(ごんねぎ) 三田真隆さん 「神橋の方は神橋登橋神事、結婚式の行事等でも渡らせていただいていますので、また来年も無事渡れますように、また神橋の方がきれいになりますように願いを込めて、すす払い奉仕をさせていただきました」

訪れた人 「今年還暦だったので来年、新しいスタートが切れるように、年初からいいことがあるといいなと思っています」

 訪れた人は来年への願いを込めながら、世界遺産のすす払いを写真に収めていました。