宮城県名取市で当時中学3年の男子生徒がいじめを苦に自殺を図った問題で、再調査に向け新たな第三者委員会が発足しました。

 男子生徒は、2023年12月いじめを苦に校舎から飛び降りて大けがをし、その後リハビリを続けていましたが、2024年8月に急性循環不全で死亡しました。

 名取市教育委員会は第三者委員会を立ち上げ調査していましたが、男子生徒や保護者に聞き取りが行われなかったことなどから男子生徒側が再調査を求めていました。

 新たな委員会は、市や市教委に関わりのない弁護士や大学教授など5人で構成され、21日の初会合では今後の方針などを話し合いました。

 名取市いじめ防止対策調査委員会・鎌田健司委員長「まずはご家族、代理人の方のお話をしっかり聞きたい。寄り添ってこの調査を進めてまいりたい」

 委員会は、今後月1回のペースで開催される予定です。