アメリカ議会下院の倫理委員会はトランプ次期政権で一時司法長官候補だったゲーツ元下院議員に関する調査報告書を公表し、買春や違法薬物の購入に数万ドルを支払ったと結論づけました。

 下院倫理委員会が23日に公表した調査報告書によりますと、マット・ゲーツ元下院議員は下院議員在任中の2017年から2020年にかけて複数の女性に合わせて数万ドルを支払い、性行為を行っていたということです。

 2017年には買春に該当しなかったものの、当時17歳の未成年の女性と性行為をしたことも確認できたとしています。

 また、コカインなど違法薬物を使用していたとも指摘し、「下院規則や行動規範に違反したという十分な証拠がある」と結論付けています。

 ゲーツ元下院議員はトランプ次期大統領の忠誠を誓う熱心な支持者で当初、司法長官に指名されましたが、数々の疑惑から適性を疑問視され、辞退していました。