末端価格6億円を超える覚醒剤の密輸事件で、指示役とみられる暴力団組員の男が逮捕されました。

 逮捕されたのは指定暴力団住吉会系の組員で、コロンビア国籍のアンドレス・フェリペ・ゴンザレス・サラザル容疑者(29)です。

 2022年に仲間と共謀し、末端価格およそ6億1900万円相当の覚醒剤、9.3キロ余りを密輸した疑いなどが持たれています。

 警察によりますと、成田空港に届いた荷物を受け取りに来た男性を税関職員が不審に思い、荷物の中を調べたところ、建設部品の中から覚醒剤が出てきたということです。

 この事件を巡ってはイラン国籍の男らがすでに逮捕されていて、ゴンザレス・サラザル容疑者は全体の指示役とみられています。