1月14日は、宮城県各地の神社で小正月の伝統行事どんと祭が行われています。
このうち、仙台市青葉区にある大崎八幡宮のどんと祭は300年以上の歴史があります。
1年の無病息災や家内安全を願い焚き上げる御神火が燃え上がっています。
大崎八幡宮では、参拝客がが列を作っています。約8万人の参拝者が訪れる見込みだという事です。
どんと祭は、正月飾りを焚き上げることで各家庭を訪れていた神様を天に送り返すと言われています。
午後5時に、積み上げられた正月飾りに灯をともす点灯式が行われました。
松明に灯った炎は、元旦の神事で宮司が火打石を使って起こしました。
正月飾りを燃やす御神火に当たって心身を清めることで、無病息災家内安全で過ごすことができると言われています。
訪れた参拝者は、正月飾りを御神火に投げ入れ手を合わせていました。
大崎八幡宮のどんと祭は、裸参りが良く知られています。
白鉢巻に白さらしを身に着け、口には含み紙をくわえて左手に提灯を持ち、右手の鐘を鳴らしながら大崎八幡宮を目指して参拝します。
江戸時代、酒蔵の杜氏が酒作りの安全祈願をする、鉢巻にさらし姿で参拝したことが始まりと言われています。約70団体1500人の参加が見込まれています。
一行は大石段を上り奥の本殿を参拝した後、御神火を1周して心身を清めます。
大崎八幡宮の周辺では、午後9時まで交通規制が行われています。