北京オリンピックスノーボード女子ビッグエアで、岩手県出身の岩渕麗楽選手が4位に入りました。
今回、大技に挑戦した岩渕選手、宮城県村田町で練習を重ね、技術を磨いてきました。 ビッグエアは、踏切台からジャンプしトリックと呼ばれる技の難度や完成度を競う競技です。
決勝は12人。3回滑走し、得点の高い2回の合計点で順位が決まります。
岩渕選手は前回の平昌オリンピックで4位。同じく4位で迎えた3回目の滑走ではメダルを狙い、大技「トリプルアンダーフリップ」に挑みます。
実況が驚き、会場がどよめいた縦3回転の大技。着地に失敗し4位に終わったものの、ライバル選手が駆け寄りその挑戦を称えました。
岩渕麗楽選手「一緒に競ってきた選手たちにこんなに喜んでもらえて良かったです」
村田町の東北クエストです。夏場でも実戦に近い練習ができる施設で、岩手出身の岩渕選手は、小学6年生から高校卒業まで毎週末、練習していました。
2021年11月にもこの施設を訪れ、今回の決勝でも1本目に滑ったフロントサイドダブルコークの精度を高めていました。
今回、メダルに届かなかったものの大技に果敢に挑んだ岩渕選手。世界中に大きなインパクトを残しました。
東北クエスト久保田聖也さん「恐怖心ていうのがものすごくかかるトリックなので、それをできるメンタルの強さとかすごいなと尊敬しましたね」