先週末に行われた女川原発の重大事故を想定した政府主催の防災訓練を受け、山口壯原子力防災担当大臣は「避難計画の実効性は十分確かめられた」との認識を示しました。

 山口原子力防災担当大臣「私は十分、今回の総合防災訓練で実効性は確かめられたなという気はしてます。今のところ大きな問題点ということはあがってないように認識してます」

 山口大臣は16日の閣議後の記者会見でこのように述べ、今回の訓練で避難計画の実効性を十分確かめられたとの認識を示しました。

 女川原発で重大事故があった場合の避難計画では、30キロ圏内に住む約20万人が段階的に避難する計画です。

 今回の訓練は新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、住民の参加は見送られましたが、大きな問題はなかったとの認識を示しました。

 山口原子力防災担当大臣「住民参加が今回はなかったということですけれども、それでもどういう風に連絡するかっていうのが最大のポイントですから、そこはある程度きちっとできたんだという風に私は認識しています」