需給ひっ迫準備情報を受け、宮城県内の企業などは節電の対応に追われています。
家電量販店チェーンのヤマダホールディングスは、経済産業省が26日に発表した東京電力管内の需給ひっ迫注意報を受け、27日からヤマダデンキ全店舗で節電に取り組んでいます。
前田さつき記者「こちらのテレビコーナーには約80点の製品が展示されていますが、ほとんどのモニターに映像が映っておらず真っ暗です」
このうち仙台青葉区の家電量販店ヤマダデンキLABI仙台では、テレビや照明コーナーで展示商品の8割で電源を落としています。
また、最後の来店客が帰り次第、速やかに消灯するルールを設けたり空調の設定を26度から28度と少し高めに設定したりするなど節電を徹底しています。
ヤマダデンキLABI仙台渡辺裕介副店長「テレビコーナーでは、今までついていたものがついていないっていうような状況になっておりますので、お客様からご要望いただいてつけさせていただいているので、そこはご安心していただければと思います」
仙台市青葉区の百貨店、藤崎でも開店と同時に節電の動きがみられました。
坪谷歩香記者「藤崎では、青葉通りに面した2カ所とアーケード側の1カ所のショーウインドウの照明を消しています。ショーウインドウの中には節電中の張り紙があります」
また、館内ではイベント情報を表示する4カ所のモニターを消したほか、午後4時から閉店まで一部のエスカレーターを停止しています。
藤崎マーケティング統括部伊藤愛さん「お客様には多少のご迷惑とご不便をおかけすることもあると思いますが、ご理解とご協力をいただければと」
藤崎では、ひっ迫注意報が出された場合は、館内の照明を一部暗くすることも検討しています。