兵庫県尼崎市で起きた個人情報を含むUSBメモリの一時紛失を受け、宮城県名取市は位置情報の追跡が可能な鍵付きのアルミケースを導入しました。

 位置情報追跡ケースの導入は、名取市の山田市長が29日の会見で発表しました。

 ダイヤル式の暗唱番号が設定可能なアルミ製のケースと、位置情報の追跡が可能な機器を組み合わせたものです。

 市の職員が考案し、ケース、機器ともに市販品を使って3個用意しました。

 万が一、ケースを紛失した場合もタブレット端末などですぐに位置を確認することができます。

 山田司郎名取市長「個人情報は市民の皆様からお預かりしている重要な資産であるということを十分に認識して、取り扱いに関して引き続き万全を期していきたい」

 名取市では通常、個人情報データは専用回線などでやり取りし、外部へ持ち出すことはないということですが、やむを得ず持ち出す際はこのケースを使用してセキュリティ−を確保することにしています。