宮城県は3日も猛烈な暑さとなり、今シーズン4回目となる熱中症警戒アラートが出されました。
鈴木奏斗アナウンサー「宮城野区の榴岡公園です。手元の温度計では35℃を超えていて、まとわりつくような息苦しい暑さです。そして滑り台に触ってみると、やけどするように熱いです」
サーモカメラで見てみると、滑り台は50℃に近い赤色になっていました。
「一番暑い」「暑いですね、本当。遊ぶ所が難しくて選ぶのが」
宮城県の午後4時までの最高気温は、川渡で35.1℃、蔵王で35℃と猛暑日となったほか、仙台で33.6℃などとなりました。
この猛暑の中、仙台市宮城野区の飲料メーカーでは、ラムネの製造が最盛期を迎えています。
宮城野区のトレボン食品です。東北唯一のラムネ製造メーカーで、この夏注文が増加しています。
ビー玉が入ったボトルにラムネの原液と炭酸水を入れ、ボトルを逆さにして炭酸ガスの圧力を利用することで、ビー玉がボトルの飲み口にぴったりとくっつきます。
トレボン食品では、コロナ禍で年間の製造本数が200万本から120万本と4割ほど減少していましたが、コロナ前と同じ数に戻りつつあるということです。
暑い日が続いていることに加え、新型コロナが5類に移行され夏のイベントが再開したことから注文が増加していて、多い日には4万5000本出荷しています。
トレボン食品鶴戸満昭社長「ラムネは夏の季語にもなるくらいの商品なので、無くてはならない商品ですから大忙しです。ビー玉で栓のされたラムネをプシュッと開けて、吹きこぼれたものを飲むあの爽快感、それがラムネですから楽しんでもらえれば」