27日の宮城県は、海上で発達中の低気圧の影響により大しけとなりました。暴風の恐れはなくなりましたが、夜遅くまでは強風に注意が必要です。
仙台管区気象台によりますと、日本の東にある発達中の低気圧の影響で宮城県では海上で北よりの風が非常に強く、大しけとなりました。
午後5時までに観測された最大瞬間風速は石巻で23.6メートル、仙台で22.3メートル、女川で21.5メートルなどとなっています。
予想される波の高さは7メートルで、28日は6メートルとなっています。
1月の大しけで三陸ワカメとして知られる宮城県のワカメ漁は大きな被害を受けました。気仙沼市の生産者からは、不安の声が聞かれました。
ワカメ生産者「猛暑で生育が遅れて低気圧の影響でいかだが絡んだりしてるし、外洋の方も結構やられましたから今回の波でどうなるか。影響はありそうじゃないですかね。行って見てないので」
海上では、28日夕方にかけて、高波による船舶や沿岸施設への被害に警戒が必要です。27日夜遅くまでは強風に注意してください。