4月26日からゴールデンウィークです。平日の4月28日と30日、5月1日と2日を休めば5月6日まで最大11連休となります。
民間の調査会社によると、2025年のゴールデンウィークの予算は平均2万9237円と前年に比べて5%増えています。
予算が増加する人のうち、半数以上がその理由を物価高・円安と答えています。
仙台市青葉区の旅行会社では、2025年は祝日が5月3日からの4日間以外は飛び石となっていることから、国内旅行の需要が高まっているといいます。特に人気なのが沖縄県の宮古島で、新たに販売を始めた仙台空港発着のツアーが人気です。
ツアー・ウェーブ仙台営業所林恵嗣営業部長「宮古島のチャーターが満席になっていることもありまして、国内旅行に関しては前年比の倍近い申し込みをいただいております」
海外旅行は、仙台空港から定期便がある近場の台湾や韓国が人気ですが、前年に比べて1割ほど減少しているということです。
ツアー・ウェーブ仙台営業所林恵嗣営業部長「祝日の4日間しかお休みを取れない方がいらっしゃるかと思いますので、遠い国だと5、6日間欲しくなると思いますので、なかなか普段行けないチャーター便を利用した宮古島に人気が集中したと思われます」
ツアー・ウェーブによると、台湾のツアーはまだ予約が取れる日程もあるということです。
ゴールデンウィークは、帰省や旅行で車を利用する人が増えます。高速道路の渋滞のピークや運転の注意点を専門家に聞きました。
NEXCO東日本東北支社渋滞予報士の三皷快さんは、東北を走る高速道路の渋滞予想やその対策を日々検討しています。
NEXCO東日本東北支社三皷快渋滞予報士「渋滞の予測は、主に過去の実績を重ね合わせて過去の気象や曜日の配列をチェックすることがポイントです」
2025年の場合は、直近2年分のデータと同じ曜日の並びとなっている2014年のデータを重ね合わせて、最終的な予想をしたということです。
NEXCO東日本東北支社三皷快渋滞予報士「前半が飛び石連休となっておりますので、後半特に渋滞が集中しやすいと考えられます」
東北自動車道の下りは、後半の4連休初日の5月3日、福島西IC付近を先頭に最大15キロの渋滞が予想されています。
上りは、5月3日と4連休3日目の5日に福島トンネル付近を先頭に最大10キロの渋滞予想です。
NEXCO東日本東北支社三皷快渋滞予報士「後半の4連休に交通集中が発生しやすいと予測しています。是非ピーク日を避けたご利用もご検討いただけたらと思います」
三鼓予報士によりますと、後半の4連休に注意が必要で下りは5月3日、上りは5月3日と5日に渋滞が予想されているといいます。
渋滞の原因は様々ですが、特にサグ部と呼ばれる勾配が変化する場所で注意が必要ということです。
サグ部では、下り坂の後に上り坂となっていて無意識のうちに速度が低下し、渋滞が発生しやすいといいます。
NEXCO東日本では、サグ部に看板を設置して上り坂での無意識の速度低下に注意を呼び掛けています。
渋滞に遭遇しない時間については、下りでは午前中を避け夕方ごろ、上りでは夕方や昼ごろを避け午前中だということです。
NEXCO東日本では、ホームページなどで最新の交通情報を発信しています。
お出掛けの際は最新の交通情報も合わせてご確認ください。