和歌山県串本町の海で、ダイビングを体験していた親子が溺れ、父親が死亡しました。

 警察によりますと、4日午前11時半ごろ、串本町の沖合20メートルほどの辺りで、岡山県から来た家族3人が体験ダイビングをしていたところ、51歳の父親と高校生の長男(15)の姿が見えなくなりました。

 気が付いたインストラクターが近くを探すと、長男は意識がもうろうとした状態で見つかり病院に搬送されましたが、意識は戻ったということです。

 父親も直後に海中で見つかりましたが、すでに心肺停止の状態で、その後、死亡が確認されました。

 一緒にダイビングをしていた次男は無事でした。

 付近は有名なダイビングスポットで、日中は天気も安定していたということです。

 警察は、インストラクターに当時の状況を聞くなどして事故の原因を調べています。