ガザ地区を巡る戦闘でパレスチナ人の死者が4万人に迫るなか、ガザ当局のメディアトップが取材に応じ、「がれきの中にはまだ、1万人以上が埋まっている」と明かしました。

ガザ メディアオフィストップ イスマイル氏 「残された病院は一つだけだ。このアル・アクサ病院が現在ガザで運営されている唯一の自治政府系病院だ」

 ハマスが運営するガザ当局のメディアトップ・イスマイル氏は、唯一、手術ができるアル・アクサ病院でも182床あるベッドに対し、700人以上の負傷者がいて、病室の床や廊下に患者があふれかえっていると語りました。

 イスラエル軍が避難所となっている学校を相次いで空爆するなど、ガザ地区での死者は増え続けていて、その数は、まもなく4万人に達します。

イスマイル氏 「1万人以上の死者ががれきの下にいて、医療チームがたどり着けないまま埋もれている」

 イスマイル氏は、ただちに検問所を開けて医療チームが入れるように許可をしてほしいと訴えました。