パレスチナ・ガザ地区北部にある避難民らが暮らす学校にイスラエル軍の空爆があり、少なくとも17人が死亡しました。

 現地メディアなどによりますと、イスラエル軍が3日、ガザ市の学校を2度にわたって空爆し、少なくとも17人が死亡、60人がけがをしました。

 学校は市民の避難先になっていて、犠牲者の多くは女性や子どもだということです。

 イスラエル軍は、学校にはイスラム組織「ハマス」の司令部があり、戦闘員が潜伏し武器を製造していたなどと主張しています。

 ガザ地区では、1日にも北部の別の学校が攻撃を受け、15人が死亡したほか、先月27日には、中部の学校の中にあった野戦病院が空爆され、少なくとも30人が死亡しています。

 ガザ全域で民間人の犠牲者が増え続けていて、保健当局はこれまでに3万9550人が死亡したと発表しています。