タイの新しい首相に選ばれたペートンタン氏が、国王による承認を受けて正式に就任しました。

 ペートンタン氏(37)は18日、父のタクシン元首相と報道陣の前に現れ、寄り添いながら党の本部へ入っていきました。

 この後、国王の承認を受け、正式に新たな首相に就任しました。

 ペートンタン氏は、タイの歴代最年少の首相で、女性としては、おばのインラック元首相に次ぎ2人目です。

 ペートンタン氏は、最大与党「貢献党」の党首でタイの議会下院から新しい首相に選出されましたが閣僚を務めたことがないなど、政治経験の乏しさを懸念されています。

 こうしたなか、現地メディアは、「少なくない人が別のタクシン政権とみなすだろう」などとして、タクシン氏が影響力を強める可能性を指摘しています。