宮城県と仙台市が導入を検討している宿泊税について、宮城県が9月議会に条例案を提出する方針を固めたことが分かりました。

 関係者によりますと、宮城県と仙台市は副知事と副市長が会談して宿泊税の内容について合意したということです。

 課税するのは1泊6000円以上の宿泊についてで、宮城県は宿泊者1人1泊当たり一律300円とし仙台市の配分については仙台市が200円、宮城県は100円とするということです。

 修学旅行や部活動など教育旅行の宿泊については宿泊税を免除する方向で調整しているほか、長期滞在のビジネス客向けに、クーポンを発行することも検討しているとうことです。

 宿泊税をめぐっては、宮城県と仙台市は6月議会での提案を目指していましたが双方の調整が難航し、宿泊事業者からも根強い反発が相次いだ結果、見送っていました。

 宮城県は、21日の県議会の常任委員会で9月議会に提案する方針を説明する見通しです。