世帯の所得が低いほど野菜の摂取量が少なくなることが厚生労働省の「国民健康・栄養調査」で分かりました。

 所得と生活習慣の関係についての調査は2022年11月から12月にかけて、全国の約2500世帯を対象に行われました。

 その結果、所得が600万円以上の世帯の人と比べると、200万円未満の世帯の人は男女ともに野菜の摂取量が10%ほど少ないことが分かりました。

 また、所得が低くなるほど喫煙者の割合が増える傾向にあることも示されました。

 厚労省は「様々な社会経済状況による健康格差の実態把握に努め、解消に向けて取り組む」としています。