立憲民主党の代表選挙まであと一週間です。後半を迎えた選挙戦の最新情勢はどうなっているのでしょうか。

 (政治部・平井聡一郎記者報告)  4人の候補者のうち、国会議員の票でリードをしているのは野田元総理大臣で、枝野前代表が二番手につけています。

 野田元総理は136人の所属議員のうち、およそ3割弱の30人以上の支持を固め、リードをしています。

 後を追うのは枝野前代表で、およそ25人を集めています。現職の泉代表は20人前後で、支持は広がっていません。

 一方、当選一回の吉田晴美衆院議員は、立候補に必要だった20人にすら届いていません。

 というのも告示日直前まで推薦人を確保できず、他の陣営から借りることになったことが原因で、党内からは「“記念受験”では済まない」といった厳しい声も上がっています。

 政策面では消費税を巡り、これまでの税率を維持するか減税に踏み込むかで、意見が割れています。

 他にも消費税減税を訴える野党が複数あり、今後の野党連携にも影響を与えそうです。

 各候補者が政権交代に向けて、どれだけ実現性のある道筋を示せるのかがポイントとなります。