仙台市の敬老乗車証の自己負担割合が10月1日から引き上げられる前に、窓口は駆け込みチャージの高齢者で混雑しました。

 青葉区役所に設けられた特設会場には、午前中から多くの人が訪れました。仙台市では、70歳以上の高齢者を対象に市バスや地下鉄などで利用できる敬老乗車証を発行しています。

 年間最大12万円分を自己負担10%でチャージできますが、事業費の増加が見込まれるため10月1日から負担が25%に引き上げられます。

 負担額の変更は、2012年以来12年ぶりです。

 「今物価が上がっているので、少しでも削減しなくちゃいけない。私ら年金生活者ですから」「週に最低でも3回は使う。タクシーよりはずっとね、安いですから」

 チャージのための窓口は計8カ所に設けられていて、9月の窓口対応は29日までで2万8000件と前年9月と比べ約4倍の利用者が訪れています。

 仙台市高齢企画課小笠原誠課長「利用者の皆様には負担をかけることになる。ただ、将来にわたって皆様に利用いただけるよう必要な見直し。ご理解いただきたい」