宮城県石巻市で震災復興のシンボルとして特産化が進めてられている北限のオリーブが、収穫期を迎えました。前年の2倍の収量を見込んでいます。

 オリーブは沿岸部4地区で栽培されていて、このうち河北地区では435本のオリーブの木を育てています。

 最高品質のエキストラバージンオイルにするため、実は熟す前の鮮やかな緑色の状態で収穫していきます。

 気温が高い日が多かったため生育が良く、前年よりも10日ほど早い収穫です。天候の良さに加え8年前に植えた木が順調に育っていることもあり、河北地区での収穫量は前年の約2倍の1200キロを見込んでいるということです。

 宮城リスタ大川大槻幹夫会長「これは良いオイルだと喜んでもらえる、そのオイルにしたいですよね。品質第一主義でいきますよ」

 収穫した実は石巻市の施設に運ばれ、色や傷などを確認した後にオリーブオイルへと加工されます。