30日午前、仙台市を流れる広瀬川の水が赤く染まっていることが確認されました。宮城県などが雨水管にたまった鉄さびが流れ出た可能性があるとみて調べています。

 中島秀太記者「広瀬川に架かる宮沢橋です。上流から数キロにわたって川の色が赤く染まっているように見えます」

 30日午前7時ごろから「広瀬川の水の色が変わっている」と警察などに通報が相次ぎました。

 午前10時ごろに撮影したヘリコプターからの映像では、約2キロの範囲が赤く染まっていることが確認できました。

 現場を管理する宮城県の仙台土木事務所や仙台市の下水道管理センターが調査しています。

 近隣住民「原因が心配なんですけど」

 現場付近では、2010年や2023年6月にも同じような現象が起きています。いずれも雨水管の内側にたまっていた鉄さびが、直前に降った大雨の影響で流れ出たことが原因でした。

 広瀬川では30日午後以降、水の濁りは落ち着き魚の死骸は確認されていない他、人への被害も報告されていないということです。

 宮城県や仙台市は、29日から30日朝にかけて雨が降ったことから、今回も雨水管から鉄さびが流れ出た可能性が高いとみて調査を進めています。