日本航空のパイロット2人が乗務前にアルコール検査に引っ掛かっていたことが分かりました。

 日本航空によりますと、1日、オーストラリアのメルボルン空港から成田空港に向かう航空機に乗務する予定だったパイロット2人が滞在先のホテルで事前に行われたアルコール検査に引っ掛かっていたということです。

 その後の検査で2人のアルコール量が基準値以下になったことが確認されたため通常通り乗務しましたが、この影響で出発は3時間余り遅れたということです。

 日本航空はアルコールが確認されたパイロットや関係者などへの聞き取りを進めて必要な対策を実施するとしたうえで、「厳重注意を受けたなかで、このような事態を発生させてしまい大変、重大に受け止めております」とコメントしています。

 日本航空を巡っては、去年11月以降に5件相次いだ安全上のトラブルについて国土交通省から6月に口頭での厳重注意を受け、再発防止策を提出していました。