かつて多くの疑惑から“たまねぎ男”と呼ばれた韓国のチョ・グク元法相の懲役2年の実刑判決が確定しました。

 韓国の最高裁は12日、娘と息子の不正入学を巡る職権乱用などの罪に問われた元法相で現職国会議員のチョ・グク氏について上告を棄却しました。

 これにより懲役2年とした2審判決が確定しました。

 実刑判決が確定したことでチョ氏は議員職を失い、刑期終了の5年後まで被選挙権がなくなります。

 非常戒厳を巡り、尹(ユン)大統領弾劾(だんがい)の可能性もあるなか、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に次ぐ革新系候補として有力視されていた次の大統領選挙には立候補できなくなりました。