「織田信長」を名乗るアカウントから指示を受け、栃木県益子町の住宅に金品を奪う目的で侵入しようとした罪に問われている男女の裁判で、検察側は懲役2年を求刑しました。
森健太郎被告(25)と佐々木花梨被告(22)は9月、益子町の住宅の窓ガラスをガスバーナーで熱するなどして侵入しようとした罪に問われています。
宇都宮地裁真岡支部で今月26日に開かれた裁判で検察側は、森被告がガラスをバーナーで熱し、佐々木被告も見張りを務めるなど「両被告の果たした役割は重大」などと指摘したうえで、両被告に対して懲役2年を求刑しました。
一方、弁護側は「被告は“織田信長”の操り人形だった。反省していて、犯行を繰り返さないことを約束している」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。
2人は最終意見陳述で「被害者の方に精神的なダメージも与えてしまった。申し訳ないと思っています」などと述べました。
判決は来年1月16日に言い渡される予定です。