クリスマスが近付くなか、ネット通販大手「アマゾン」の従業員がストライキに突入し、配送などへの影響が懸念されています。

 ストライキはニューヨークやシカゴ、サンフランシスコなどの物流拠点で19日朝から行われ、全米運輸労組の組合員約7000人が参加する見通しです。

 組合側はアマゾンが莫大な利益を従業員に還元しておらず、労使交渉にも応じなかったと主張しています。

 労組の会長は「ホリデーシーズンに荷物が遅れたとしたら、それはアマゾンの飽くなき貪欲さのせいだ」とコメントしています。

 一方、ストに参加している従業員は全従業員の1%程度とみられていて、アマゾンは「労組がいかなる行動を取っても事業に影響は及ぼさない」としています。