アメリカのスターバックスの労働組合は20日から5日間、ロサンゼルスやシカゴなどで労働条件の改善を求めるストライキを始めると発表しました。

 ストライキを決めた労組「スターバックス・ワーカーズ・ユナイテッド」は、アメリカ国内525店舗の従業員1万人以上を代表しています。

 労組は20日午前から5日間にわたってロサンゼルス、シカゴ、シアトルの店舗でストライキを実施するとしていて、賃金の引き上げや従業員の増員、勤務時間の見直しなどを求めています。

 合意に至らなければストライキに参加する店舗は最終日までに数百店舗に広がる可能性があるとしています。

 労組側は「会社側から本格的な提案が示されていない」と批判している一方、スタバの経営側は「労組側が早々に交渉を打ち切った」と主張していて、交渉を継続する用意があるとしています。