伝統野菜、河北セリの収穫が宮城県石巻市で最盛期を迎えています。
河北セリは、石巻市河北地区で江戸時代に栽培が始まっていたと言われている地域の伝統野菜です。
豊富な地下水を利用し、ほ場のあぜを高くして水深を確保しているため茎が長いことが特徴で、地域ならではの品質の高い農林水産物を保護する国の地理的表示保護制度=GIに登録されています。
JAいしのまきによりますと、10月後半から11月上旬にかけて気温が高かったため品質の低下が心配されましたが、12月に入って気温が下がりおいしいセリに育ったということです。
セリ農家高橋正夫さん「セリ鍋、天ぷら、これからお正月のお雑煮と、セリも色々な料理の楽しみ方あると思います。色々工夫して楽しんでほしい」
収穫作業は2月まで行われ、宮城県のスーパーや道の駅などで販売されています。