ニューヨークで大手保険会社のCEO(最高経営責任者)が射殺された事件で、殺人罪などで訴追されたマンジオーネ容疑者が、無罪を主張しました。

 ルイジ・マンジオーネ容疑者は、マンハッタンで「ユナイテッドヘルスケア」のブライアン・トンプソンCEOを銃撃して殺害した殺人罪など、ニューヨーク州法で11件、連邦法で4件の罪で逮捕・訴追されています。

 23日、ニューヨーク州の裁判所で罪状認否に臨んだマンジオーネ容疑者は、殺人罪と、テロ行為による殺人罪について、無罪を主張しました。

 担当弁護士は、容疑者移送の大々的なテレビ中継や、ニューヨーク市長が容疑者をテロリスト扱いしたことで、公正な裁判への影響を懸念していると述べました。

 ニューヨーク州では、殺人罪の最高刑は終身刑ですが、連邦法では死刑となります。