香港の警察当局は24日、海外に逃れ指名手配されている民主活動家ら6人について、拘束につながる情報に1人あたり100万香港ドル(約2000万円)の懸賞金をかけると明らかにしました。

 警察の発表などによりますと、国家安全維持法違反の疑いで今回の報奨金の対象となるのは民主活動家の鍾翰林氏ら6人です。

 鍾氏は香港の独立派団体の元代表で、国家安全維持法に基づいて2021年に禁錮刑を言い渡され、釈放後にイギリスへと渡っていました。

 香港メディアによりますと、警察当局が民主活動家らについて懸賞金をかけるのは去年7月と12月に続き今回が3回目といいます。

 また、警察当局は海外に逃れた別の民主活動家ら7人を「逃亡者」として指名手配し、パスポートを無効にするなどの措置を取ったと明らかにしました。