楽天イーグルスを自由契約になっていた田中将大投手が巨人と契約合意し、25日に入団会見を行いました。背番号11で再スタートを切ります。

 田中将大投手「子どもの頃からファンだった巨人のユニフォームを着られるのは非常に光栄」

 2024年シーズンは1軍でわずか1試合の登板にとどまった田中投手は、大幅な減俸を提示され楽天からの退団を決意し、保留選手名簿から外れ12月から自由契約となっていました。

 「居場所が無く期待されていないと受け取った」と取材で退団の理由を説明していました。

 田中将大投手「野球で何もできなかったシーズンは初めてだったので、とても悔しかった」

 巨人は、菅野投手がメジャーのオリオールズに移籍が決まり、36歳の田中投手が最年長投手となります。巨人とは1年契約で、年俸は1億6000万円プラス出来高です。新天地での背番号は11で、少年時代に憧れていた選手の背番号を選びました。

 田中将大投手「子どもの頃に齋藤雅樹さんが投げているのを見て、すごく好きな投手だった。これも何かの縁かなと思い、11番でプレーさせていただくことになりました」

 プロ18年間で積み重ねてきた勝ち星は197勝、あと3勝と迫った日米通算200勝について「3勝で終わるつもりはない」と意気込みも語った田中投手について、阿部監督も期待を寄せています。

 巨人阿部慎之助監督「3勝で200勝とフォーカスしているけど、できると信じ獲得に乗り出した。2桁勝ってジャイアンツのユニフォームを着て、一緒に日本一になる事しか考えていない」

 会見の最後は、東北のファンへの感謝の言葉で締めくくりました。

 田中将大投手「感謝の気持ちというのはこれからも変わりませんし、これからのプレーする姿を東北の皆さん、イーグルスファンに届けられるように頑張らないといけない」