人気歌手のaikoさんが所属する事務所に、およそ1億円の損害を与えた罪に問われている元取締役の裁判で、検察側は元取締役に懲役5年を求刑しました。

 aikoさんの所属事務所「Buddy go」の元取締役・千葉篤史被告(58)は、2016年からのおよそ2年半でグッズを巡り知人の会社に水増し請求をさせて、所属事務所におよそ1億円の損害を与えた罪に問われています。

 26日の裁判で、検察側は「自己の金銭的欲求のために犯行に及んだ」などと指摘しました。

 そのうえで、千葉被告に懲役5年を求刑しました。

 一方、弁護側は「取締役の地位や権限を不当に利用した事実はない」などとして、無罪を主張しました。