今年1年間の食品の値上げは1万2500品目余りで、去年に比べて6割減少しました。来年の値上げは4月までに6000品目を超える見込みです。

 帝国データバンクによりますと、今年1年間の食品値上げの総数は1万2520品目でした。

 記録的な値上げラッシュとなった去年と比べると6割ほど減少しました。

 消費者の「値上げ疲れ」による買い控えなどを背景に、価格転嫁への限界感が強まったと分析しています。

 一方、来年は4月までにすでに6121品目の値上げが見込まれています。

 現状の物価高などが続いた場合、来年1年間の値上げは1万5000品目から2万品目前後となり、今年を上回る可能性があるということです。