フランスのパリ近郊で走行中の高速鉄道TGVから運転士が飛び降り自殺を図り、列車が緊急停止しました。検察当局が捜査を開始しました。
SNCF(フランス国鉄)などによりますと、パリ近郊で24日午後8時ごろ、パリから南東部のサンテティエンヌに向かっていたTGVの列車から運転士が飛び降り自殺を図りました。
一定時間、運転操作が行われなかったことから緊急停止装置が作動しましたが、列車は運転士不在のまま約3キロ走行して自動的に止まりました。
その後、52歳の男性運転士の遺体が線路脇で見つかりました。
この事案によるけが人はいませんでしたが、パリとフランス南東部を結ぶ列車に最大5時間の遅れが発生し、乗客約3000人に影響が出ました。
検察当局は26日、運転士の死因などの捜査を始めています。