東京株式市場の日経平均株価は、1年の終値としての史上最高値を35年ぶりに更新して今年最後の取引を終えました。

 30日の日経平均は先週末に700円余り上昇した反動もあり、386円値下がりして3万9894円で取引を終えました。

 しかし、年末の終値としては過去最高だった1989年の3万8915円を35年ぶりに上回りました。

 去年の終値からは6430円余りの値上がりです。

 底堅く推移したアメリカ経済や歴史的な円安水準の影響で、ハイテク関連のほか、鉄鋼や自動車などの輸出関連銘柄が上昇しました。

 市場関係者は来年について、賃上げの動きが続いて企業業績がさらに伸びれば、底堅く推移するとみています。

 ただ、アメリカのトランプ次期大統領次第で不透明だという声も多く上がっています。