石川県輪島市町野町にある唯一のスーパーは、2度にわたる災害を乗り越え、11月に営業を本格再開しました。
(村岡春視記者報告) 輪島市町野町にある「もとやスーパー」です。今は餅つきが行われていまして、地元住民も参加してにぎわっています。
店の中を見てみると、陳列棚には商品が充実していて午前中にも、地元住民が買い求める姿がありました。
こちらの建物は、1年前の地震で建物の一部が壊れ、さらに去年9月の豪雨で近くの川が氾濫し、浸水被害に遭いました。
それでも多くの支援を得ながら11月30日に営業を再開し、先月7日からは隣に宿泊スペースを設けて、ボランティアや学生たちを受け入れています。
もとやスーパーの本谷一知社長です。
もとやスーパー 本谷一知社長 「(Q.生活の拠点としてだけでなく、復興の拠点となっていますが、これから先どんな場所にしていきたいですか?)行きたくなるような場所になればいいなと思います」 「(Q.にぎわいも見せながら、復興していけるといいということでしょうか?)やっぱり食べ物だけでなく、心の復興が大事なので、鬱々している方が多いなかで来たくなるような場所っていうのを作れればいいなと」
地震と豪雨の複合災害から、少しずつ、復興への道を歩み出しています。