約50メートルにわたって堤防が決壊した、宮城県の涌谷町と美里町の境を流れる出来川では、19日からようやく復旧に向けた工事が始まりました。
出来川では周辺の田んぼの排水が進んだため、19日から決壊した堤防の復旧に向け、重機の進入路を確保するための工事が始まりました。
20日から大型の土のうを積んで、仮の堤防を作る応急復旧工事に着手する予定です。
美里町で米農家を営む黒澤勝良さんです。決壊した堤防から流れ込んだ水で作業場が床上40センチほど浸水し、農機具が水に浸かるなどの被害が出ました。
黒澤勝良さん「電気系統、モーター類あるから中見てもらわないと。このままでは回せないだろうから」
18日にようやく水が引き、作業場の片付けを始めましたが、19日夜の雨に不安を抱いています。
黒澤勝良さん「降ってもらいたくないんだけどね気持ちとしてはもうこれ以上は。もうたくさんですよね」