夏の甲子園です。11日に初戦を戦う宮城代表の仙台育英。エースの古川投手や須江監督は「丁寧な野球をして守り勝つ」と意気込みを語りました。

 古川翼投手「いい試合をたくさんされているのを見てると、早くあの舞台で試合がしたいという気持ちが強い」

 7月の宮城大会で3年ぶり29回目の甲子園出場を決めた仙台育英。エース古川翼投手を中心とした守り勝つ野球で頂点に立ちました。

 甲子園初戦の相手は鳥取商業です。地方大会は4試合で29得点、3失点。投打のバランスが取れたチームで、決勝では逆転サヨナラで延長14回の接戦を制しています。

 古川翼投手「自滅していくような試合にだけはしないように、守り勝つ野球をテーマに置いている。センバツの時よりもレベルアップした自分が出せればいい。

 須江航監督「延長戦を制してとても粘り強く勝ち上がってきたチーム。鳥取商業以上に丁寧な野球をしたい」

 また10日は、応援する控えの野球部員47人が甲子園に向けて出発しました。

 2022年の甲子園は声出し応援は禁止です、が応援する人数に制限はありません。

 応援団は計210人。吹奏楽部やチアリーディング部は野球部とは別に新幹線で甲子園入りします。

 佐々木碧生さん「僕たちは応援団なので、応援の力で選手たちを活気づけて1勝をもぎ取りたいなと思っています」

 午後2時に多賀城校舎を出発したバスは、16時間かけて甲子園に向かいます。仙台育英は10の第1試合、午前8時から鳥取商業と対戦します。