宮城県岩沼市の海岸で殺害された女性保育士の遺体が見つかった事件で、女性は波けしブロックの隙間に遺棄されていたことが分かりました。

 中島秀太記者「捜査関係者によりますと、行仕さんは防潮堤から30メートルほど離れた波消しブロックの隙間で仰向けになって倒れていたということです」

 13日、岩沼市下野郷の砂浜で太白区の保育士、行仕由佳さん(35)が殺害されているのが見つかりました。

 現場には18日午前、捜査員や消防の救急隊員が集まっていました。

 中島秀太記者「遺体が見つかった波消しブロック近くで、捜査員たちがやりとりしています。当時の状況を再現しているのでしょうか」

 波消しブロックの隙間に、捜査員が仰向けの状態で横たわる様子も確認できました。救急隊員らとともに、遺体が発見された状況を再現していたということです。

 中島秀太記者「血痕が残っていた場所で、何かを確認しているようです」

 遺体が見つかった当時、堤防の上には直径1メートルほどの乾いた血痕のようなものが残されていました。

 捜査関係者によりますと、堤防の上で採取された血液を鑑定したところ、行仕さんの血液型と一致し本人のものとみて鑑定が続いています。

 警察は、行仕さんは堤防付近で殺害された後、30メートルほど離れた波消しブロックの隙間に遺棄されたとみて捜査を続けています。