卒業式でのマスクの着用について、仙台市の教育委員会は全ての市立の学校で「外すことを基本とする」ことを決めました。この方針について、卒業を控えた小学6年生や先生たちはどのように受け止めているのでしょうか。

 青葉区の上杉山通小学校では、これまで体育や屋外での活動を除いて学校生活では基本的にマスクの着用を呼び掛けてきました。

 給食の時間も児童は前を向いたまま、隣の児童と間隔を空け黙食を続けています。

 3月17日に行われる卒業式でも当初はマスクの着用を呼び掛ける方針でしたが、仙台市教育委員会の方針を受け、合唱など声を発する場面を除いてマスクを外すよう呼び掛けることにしました。

 6年生「やっぱり友達とかの表情とかも見られるから、卒業式はマスク外しても僕もいいと思いました」「マスクしていると安心感っていうかあって、やっぱり着けるのに慣れてるからちょっと違和感があるかなって思いました」

 長引くマスク生活によってマスクを手放せない子どもが増えていて、こちらのクラスでは約7割が「これからも着用したい」としています。

 6年3組担任佐々木久美教諭「この頃は(マスクを)着けるのが当たり前なので、むしろ取っても良いと声掛けしても取らない子が多いのでこれからどうしたらいいのかと思っています」

 上杉山通小学校では、卒業式でマスクを外すことに抵抗がある場合にはそれぞれの判断に任せたいとしています。