ロボットやスマートフォンを活用して農業の省力化を図る、スマート農業の講習会が宮城県大崎市で開かれました。
大崎市では、除草作業の軽減と水管理の自動化などスマート農業の普及を目指して、官民が連携して実証実験を行っています。
実証実験を行う農家など約40人が参加して、講習会が開かれました。
水面を進んでいるのは、ソーラーバッテリーで稼働するアイガモロボです。スマートフォンでルートを設定すると水田を移動し、スクリューで泥をかき混ぜながら進むことで日光を遮断し雑草の発生を抑制します。
除草にかかる労力と、コストの軽減が期待されています。
また、水田に設置したセンサーにより水位をスマートフォンで確認することができ、水田への水の取り入れもスマートフォンで行うことができます。
参加した農家話「近場じゃない遠くの所で確認する、水位を見るというところは魅力的、携帯で見れるというのは魅力的だと思いますね」
大崎市農政企画課竹内満博課長「少しでも農業者の負担が軽減できれば、この地域の農業が持続して継続していけるのではないか」 実証実験を行う水田を前年の6カ所から50カ所へと大幅に増やして実施していて、協議会では検証結果を12月までにまとめることにしています。