円安が止まりません。25日の外国為替市場は、円相場が1ドル=155円台後半まで値下がりし、およそ34年ぶりの円安水準を更新しました。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾主席研究員 「日本の輸入企業というのはドルで決済するためにドル資金が必要なんですけれども、円安が進んでしまったので、ゴールデンウィーク前ということもあって、駆け込み的にドルを買っている。もう一つ、そういった動きを見越した投機的なヘッジファンドなどの円売りというのも拍車を掛けている」

 さらに、日銀の金融政策決定会合の内容が公表される26日昼ごろまでは、円買い介入はないとの見方が広がったことも円安に拍車を掛けました。

 近く、円買い介入はあるのでしょうか?

井出主席研究員 「今回は、政府による円買い介入はないと思います。“ドル1強”という状況ですから。そういうなかで、日本だけが円買い介入に入るというのは、ちょっと国際的な説明がつきにくいと思います」

(「グッド!モーニング」2024年4月26日放送分より)