誘拐された4歳の妹を7歳の姉が助け出しました。

 北九州市で4歳の女の子が誘拐される事件が発生。解決に導いたのは7歳の姉が現場で耳にした“ある言葉”でした。

 13日、姉妹が路上で遊んでいたところ、面識のない男に声を掛けられます。

 「俺の家に行こう」などと話した男。

 妹が1人になったタイミングで、抱きかかえて自宅へ連れ去ったとみられます。

 残された姉が覚えていたのは、会話の中で聞いた男の名前です。

 そこから7歳が驚きの行動に出ます。

 周辺を探し回り、集合住宅にたどり着いた姉はチャイムを次々と鳴らし、部屋を何カ所も訪ねていったのです。

 そしてついに、妹がいる部屋を探し当て、連れ帰ることに成功しました。

 姉妹にけがはありませんでした。

 帰宅後、姉が相談したことで事件が発覚し、25日、無職の安永武生容疑者(33)が逮捕されました。「遊びたかった」と容疑を認めています。