震災で被災した高校の校舎を当時のまま保存している宮城県気仙沼市の震災遺構伝承館では3日、地元の高校生や大学生およそ15人が「語り部」を務めました。
語り部「皆さんの真正面に見えているこの車なのですが、後ろにあるベランダの手すりを壊して入ってきました」
若い人たちの語り部は普段は月命日前後の土日に行われていますが、今回はゴールデンウイークに合わせ行われました。
訪れた人たちは、高校生などが話す震災当時の様子に静かに耳を傾けていました。
群馬からの参加者「経験されたことを織り交ぜてお話しして頂いたので、忘れかけてたところがあるんですけど、グッと来るところがありましたね」
語り部を務めた大学1年生岩槻佳桜さん「中学生から語り部をやっていて高校を卒業した後に地元を離れたんですけども、GWだったので帰ってきた。自分で見たものとか震災当時の記憶とかは私にしか話せないものなので、そこを重点的に話すようにしてます」