5月3日は憲法記念日です。日本国憲法の施行から77年となる3日、仙台市中心部では護憲と改憲を訴える市民グループが、それぞれ自らの主張を訴えました。
JR仙台駅前で憲法を守ろうと訴えたのは「みやぎ憲法九条の会」など宮城県内20の団体から集まったおよそ70人です。
メンバーは「岸田総理は軍事費を増やし、日本の安全保障政策を大きく変えようとしている」と批判し、「憲法を生かした平和外交を広めるべきだ」と訴えました。
みやぎ憲法九条の会板垣乙未生事務局長「戦争をしないということが大きな筋ですから、戦争をしないために憲法を真ん中に置いていろいろ政治を見ていくことが一番重要ではないかと思っています」
一方、改憲を訴える「宮城ビジョンの会」は、憲法に自衛隊を明記することなどを主張しました。
宮城ビジョンの会菅田彰人代表世話人「日本国の領土、領海そして日本国民の生命、財産を守るため憲法改正は絶対必要と考えています」
菅田代表世話人は、憲法を改正して自衛隊の権限を引き上げることで、抑止力を高める必要があると訴えました。
菅田彰人代表世話人「憲法をほとんど改正したことがないのは先進国では日本くらいで、時代に合わなくなった憲法は変えていく」