ロシア国防省は、ウクライナの前線でロシア軍が破壊し回収した戦車などをモスクワで展示しています。西側諸国がウクライナに供与したものが中心です。

 国営メディアも、展示会場の様子を終日中継していて、ウクライナの背後に西側の関与があると主張することが狙いだとみられます。

 プーチン政権は自らがウクライナへの侵攻を始めた事実に触れず、「西側が戦争を始めた」との主張を繰り返しています。

 ロシア軍の今回の展示は、ウクライナでの前線の状況が好転しているとアピールするためのものとみられます。