宮城県の高校生の求人倍率はこの春5倍近くに膨らみ、過去最高を更新しました。高校生に有利な売り手市場が続く中、企業の人材獲得競争が熱を帯びています。
高校生の採用活動が夏に解禁される前に、仙台市宮城野区で大阪市の就職支援会社が主催する職業体験イベント、おしごとフェアが開催されました。
建設業や運送業など24の会社や団体がブースを出し、訪れた高校生たちに会社の魅力を紹介していました。
電気工事やタイヤの交換作業など、その場で職業体験ができるユニークな取り組みも行われました。
高校3年生「ちょっと磨いただけできれいになっていて感動しました。悩んでいるところで、自分に合っているとか興味があれば就職しようかなって思っています」
この春に宮城県の高校を卒業した人の求人倍率は4.94倍となり、2年続けて過去最高を更新しました。
企業の採用意欲は高まる一方、少子化や進学希望者の増加で若い人材は奪い合いになっています。
「(採用は)だいぶ難しいなと実感しておりますね。ここ数年なかなか新卒の方が来ていないので」「思ったようには集まらない。全国の学校2000校に資料を送ってその中でやっと3人来るかなくらい。元々あった建設業のイメージをIT、DXを使ってかっこいい、新しい建設業をつくっていくとことをアピールしています」
高校生の採用活動は7月に解禁され、9月から面接が始まります。